割り込み管理用ライブラリ
本モジュールは、以下の機能を提供します。
本モジュールは他の機能を提供するライブラリが割り込みを必要とするときその処理を担います。
割り込み処理関数の仕様はμITRON 4.0仕様の割り込み管理機能にあるサービスコールに基づいています。
ポーティング方法
本モジュールは OSW モジュールを使用して機能を実現しています。
ライブラリのリリースには代表的なプラットフォームについてOSWモジュールでのポーティング例がありますので参考にして下さい。
OSWモジュールを使わず直接本モジュールを修正することも可能です。
以下にOSWモジュールを使用してポーティングする場合の注意点をあげます。
ライブラリの依存関係
本モジュールに依存するライブラリは次のとおりです。これらのライブラリを使用する場合は必ず本モジュールのポーティングが必要になります。
使用方法
本モジュールの次の関数は機能ごとのライブラリからは実行されないため、予めユーザーが実行して下さい。
また割り込みの初期化のみしか行わない機能ごとのライブラリ終了時は 必要に応じ次の関数によりユーザーで割り込みを無効にして下さい。
割り込みの初期化のみを行う機能ごとのライブラリは次のとおりです。
その他のINTMgrの関数はライブラリ内部から実行するため、ユーザーでは実行しないで下さい。
* 本モジュールの管理対象となる割込みは『AX51903仕様書』に記載されているIRQ0~IRQ63です。
OS Wrapper (OSW)
基本シーケンス(画像をクリックして拡大)
<説明>
1. モジュール初期化。「AG903_INTMgrInit」
2. 割込み優先度設定。「AG903_INTMgrSetPriority」 ※デフォルトで使用する場合は省略可能。
3. 割込みハンドラ登録。「AG903_INTMgrSetHandler」
4. 割込み許可。「AG903_INTMgrEnableInt」
5. 該当IRQ割込みが発生するとOS内で対応ハンドラを検索してコールバックします。 ※INTManagerは介さず直接コールバックされます。
6. 割込み禁止。「AG903_INTMgrDisableInt」
7. 割込みハンドラ削除。「AG903_INTMgrDeleteHandler」
注:割込み優先度の設定はハンドラ登録前に行う必要があります。
名前 |
説明 |
アプリケーションおよび割り込み処理を伴うManagerに割り込み管理の為のインタフェースを提供します。 |