EtherCATは、2003年に、独ベッコフオートメーションによって開発されたEthernetベースのフィールドバスです。メンバ数は約5,000社(2018年9月時点)を超える世界最大のフィールドバス団体になります。マスタの仕様が完全にオープンになっている事もあり数百社がマスタを実装していて、スレーブで使用するEtherCAT通信チップは10社以上の半導体メーカから供給されています。マスタのハードウェアはソフトウェアで機能を実装するのが一般的です。一方、スレーブの通信HWはEtherCATスレーブコントローラ(ESC)という専用のASICで構成されています。

EtherCAT/Masterの実現方法

 EtherCAT/Masterの実現方法は2つあります。

EtherCAT/Masterの実現方法
  1. EtherCAT/Masterスタックを用いた方法
  2. EtherCAT/Master IPを用いた方法

1.EtherCAT/Masterスタックを用いた方法

Acontis社のEtherCAT/MasterスタックをμC3上に実装して実現する方法です。JSLテクノロジー社から技術サポートを受ける事ができます。ルネサス社のRZ/T1(600MHz@Cortex-R4)やそれ以上のスペックのプロセッサでの実現が多く見られます。

JSLテクノロジー社が提供する「EtherCATマスター“テクニカルサポート”」の詳細は下記をご覧ください。

EtherCATマスター“テクニカルサポート”の詳細はコチラ

EtherCATのサポートベンダ

サポートベンダ 提供サービス
アコンティステクノロジーズジャパン ライセンス
(代理店:株式会社マクニカなど)
JSLテクノロジー株式会社 SW開発、技術サポート

EtherCATの採用事例:リコーインダストリアルソリューションズ株式会社

2.EtherCAT/Master IPを用いた方法

EtherCAT/Master IPをFPGAに実装して実現する方法です。NDR社が高性能SoC FPGA用のEtherCAT/Master IPを提供しています。インテル社やザイリンクス社のSoCで使用できます。

また、CPU側にμC3が使用されているSDKも用意されています。

SDKの詳細はコチラ

EtherCAT/Slaveの実現方法

続いて、EtherCAT/Slaveの実現方法を紹介します。

EtherCATのスレーブ側は以下のようなデバイスで実現する事ができます。

EtherCAT/Slaveの実現方法
  1. ルネサス社のRX72M
  2. TI社のAMIC110
  3. インフィニオン社のXMC48000

など

JSLテクノロジー社から各CPU向けのSDKが用意されています。

SDKの詳細はコチラ